【湯田陽太の経歴、体験談】自分を俯瞰してみること
6月22日に行われた湯田陽太さんによって行われたセミナー。話の後半、湯田さんは自分の現在地を俯瞰してみることが大切だと語りました。
自分と対話する
成功者には共通点があまりないが、うまくいかない人には共通点があると述べた後、湯田さんは自身の体験とソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義さんを例にとりました。
湯田さん自身21歳からビジネスの道に飛び込み、周りの人より早く成功を収めました。成功の理由の1つはあきらめないこと。湯田さんと同時期にビジネスをスタートした人たちは、どんどん辞めていったそう。
同様に孫正義さんも簡単に物事を諦める人ではありませんでした。前回の記事で書いたように孫さんは1日22時間勉強し見事バークレー校に入学しましたが、実は入試試験でいくつか問題が起こっていました。
試験の出題内容は全て英語で、孫さんはまず問題の内容が理解できませんでした。そこで試験官を呼び止め辞書の持ち込み許可を申請します。試験官は申請を承諾し、孫さんは辞書を引きながら問題を解いていきます。すると今度は時間が足りなくなってしまったのです。孫さんはもう一度同じ試験官を呼び止め、時間延長の希望を伝えます。その試験官はまた快く申し出を承諾し、孫さんは見事試験に合格しました。
湯田さんと孫さんが成功した共通点は、簡単にあきらめないことだったのです。
ただし、ある成功者は「あきらめが肝心だ」と言っています。つまり重要なのは自分の現在地がどこにあるのかを理解し、俯瞰してみることだと湯田さんは語ります。「自分と向き合う時間を定期的にとり、自分と対話する。他人と会話をすることも大事だけど、それ以上に自分と向き合うことが重要。」というのが湯田さんの考えです。
そしてもう1つ大切なことは、誰が言ったのかという事。何を言ったかではなく、誰が言ったのかによって自分にとっての影響力が大きく異なります。
例えば「複利は人間の最大の発明だ」という言葉を、アインシュタインが発言したことによって人々は感銘を受けました。同様に、影響力のある人や自分にとって重要な人間から言われた言葉は強い力を持ちます。この際にも自分の立ち位置や状況を理解していれば何が大切で何が不要かわかるはずです。
前述した因果応報の話と今回の「自分と対話すること」の重要性を理解すれば、成功者への道は格段に近づくでしょう。
湯田さんのお話は次に人生を変えるにはどうすればいいのかというトピックに移ります。成功者とそうではない人の分岐点はどこにあるのでしょうか。
【参考:湯田陽太さんのイベント参加者記事】